July 20, 2014

アメリカの居ない世界、もう想像の必要なし!

この間紹介したデニーシュ・デスーザの映画の副題は、「アメリカの居ない世界を想像してみてください」"America, imagine the world without her"というものだった。アメリカは第一次世界大戦の頃から正義の味方として世界のあちこちに軍隊を派遣してきた。自由社会が危機に扮する時、それがナチスのファシズムであろうと、ソ連の共産主義であろうと、アラブのイスラム教テロリストであろうと、常にキャプテンアメリカは颯爽と現れ世界平和のために闘って来た。だからこそナチスは滅びソ連は崩壊しアルカイダの力も弱体化していた。

それがオバマ王の代になって、アメリカが世界平和の全く興味がないことが顕著となった途端、世界はどう変わった?

イラク:2007年から8年にかけて行われた新作戦によってやっとアメリカとイラク市民が勝利を勝ち取っていたイラク戦争が、オバマの代になってまだ自治の基盤が出来ていないイラクから軍隊を全面的に撤退したことによって、アルカイダより過激で協力なISISなるイスラムテロ軍団によって侵略されつつある。

アフガニスタン:ブッシュがイラクに侵攻した時は、肝心なアフガニスタンから目を反らせたとして批判していたくせに、大統領になったらアフガニスタンなど完全に興味を失って軍隊からの援軍要請も無視したオバマ。おかげで再びタリバンが幅を効かすようになってしまった。

シリア:自国民に毒ガス兵器を使ってもオバマのアメリカからは何の制裁も受けなかったアサード首相は、さらに国民の弾圧を強化。イスラム過激派反乱軍も負けずに政府側の軍人や、一般市民を巻き込んで大殺戮を繰り返している。今日も反乱軍が民間人も含む政府関係者250人を殺戮というニュースが入って来ている。

イラン:ブッシュはイランとは交渉しない姿勢をはっきりさせ、イランの核兵器開発を断固牽制してきた。オバマはイランと交渉すると言い張って選挙に当選したが、交渉どころかイランには完全に手玉にとられ、イランの核兵器は完成間近。

エジプト:イスラム同胞軍がムバラク大統領を倒して政権を握った時、エジプト人が毛嫌いしている同胞軍をいちはやく支持して完全にエジプト人から愛想をつかされたのオバマ。ムバラク時代は同盟関係にあったエジプトなのに、同胞軍政権を追い出した新エジプト政権とはお世辞にも友好関係にないアメリカ。

イスラエル・パレスチナ紛争:オバマ政権の明らかな反イスラエル政策にハマスはイスラエルを挑発してもアメリカから制裁を受ける可能性ゼロと考えて、再び自分らの市民を人間の盾にしてイスラエルを攻撃しはじめた。自分らがどれだけ悪くても世界の世論は反ユダヤになることを見越しているからだ。

ロシアのクレミア侵攻:ロシアが何をしようとアメリカには何も出来ないと踏んだプーチンはやりたい放題。マレーシア航空機を撃墜したのもプーチンが援助しているウクライナ国内の親ロシア分離主義者であることは先ず間違いない。

中国:積み重なるアメリカの負債を肩代わりして、オバマに完全に恩を着せてる中国は、アジアでどれだけの横暴を繰り返そうと何の邪魔も入らないと判断。ベトナム領域を完全に侵略、ベトナム船を攻撃するなどの暴挙に出ている。日本も他人ごとではない!

北朝鮮:何度もロケット弾発射の実験を行い、核兵器完成も全くあきらめていない北朝鮮。自国民を完全弾圧して人権迫害を繰り返す。そんな国にオバマはまるで関心を示さない。

アメリカのリーダーシップがないと、世界はこうもハチャメチャになってしまうのか?何と言う恐ろしい現実だろう!

July 20, 2014, 現時間 10:06 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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July 19, 2014

オバマ政権による未成年違法移民全国ばらまき方針に地方知事達の怒り爆発

このところ毎日のように米メキシコ国境を何の取り締りもなく乱入してくる未成年違法移民たちの話でもちきりだが、大量に入って来る未成年者たちの処分に困った連邦政府は、バスや飛行機などを使って全国各地に何百人という単位で未成年者をばらまき始めた。しかも、これらの移民らの行く先々の地方政府は連邦政府から全く何の知らせも受けておらず、現れた移民たちの驚いた地元市民からの抗議で初めてあきらかになっている。

実は、先日新聞の見出しに「○○市に保護された数百人の違法移民の間で豚インフルエンザ蔓延」とあり、○○市とはどこの州なのだろうと思ったら、なんとうちの州の私の職場のある○○市のことだった!○○市の市民はこの事実を知らされているのかといえば無論知らされてなど居ない。私も新聞を読んで初めて知ったのだから。

このオバマ政権の無責任で横暴なやり方に地方の政治家達はカンカンである

バージニア州のプリンスウィリアム郡では、連邦政府が地元政府になんの連絡もせずに移民を保護する計画を立てていることを知った地元政治家や市民が市役所に集まって連邦政府に抗議の集会を開いた。

しかし、地元市民や議員たちがいくら反対しても、オバマ政権がこっそりと一年以上も前に通したゾーニング法の変更によって、地元政府は連邦政府のいいなりにならざる負えない可能性がある。

ゾーニング法というのは住宅や商店などが建てられる地域を制限するものなのだが、去年の7月、オバマ政権はこの法律に住民の差別禁止というさらなる制限を加えた。この「差別をしない」というのが曲者で、もしもある地域に一部の人種の数が少な過ぎると連邦政府が判断したら、そこに異人種を住まわせることを地方政府に強制する権限を連邦政府に与えるということになる。となれば、白人ばっかりの郊外にある静かな住宅地のどまんなかに中南米からやってきた野蛮人たちを大量に送り込まれても地元市民は文句が言えない可能性があるのだ。

この違法移民の大量な流入は地元社会の多大なる悪影響を及ぼす。これらの移民らは文明諸国では絶滅したような危険な病原菌を持ち込むだけでなく、母国語の文字すら読めないような無学無教養に加え、南米のドラッグカーテルらの息のかかった犯罪者が多く含まれている。

今まで顔見知りの人たちばかりで、家に鍵などかけずとも心配などなかったような小さな町に、言葉も文化も全くことなる外国人がごそっと入って来たら地元は大変なことになる。しかもこれらの地方都市はそれほど裕福なわけではなく、連邦政府が移民のために支援金を出してくれるわけでもないので、市民らは突然自分らの血税を違法移民らにあてがわなければならなくなるのだ。

このままでは、アメリカは内側から侵略されてしまう。

政治的に苦しい立場に置かれているのが民主党知事や議員たち

マリーランド州のマーティン・オーマーリ知事は、違法移民の迅速な強制送還に反対するといいながら、その裏でオバマ政権に自分の州に違法移民を送り込まないで欲しいと嘆願した電話内容が明らかになって偽善主義がばれてしまった。

コネチカット州のダネルP・マロイ知事は連邦政府からの2000人の違法移民を一時的に保護するようにとの要請を拒否した。地元新聞は、もしこれが選挙の4ヶ月後ならば、知事は快く受け入れただろうと書いている。民主党知事は今度の選挙で苦しいため、何百人という茶色い皮膚のスペイン語を話す違法移民を受け入れて州民の怒りを買いたくないのではないかという。

一方同州の民主党の上院議員で今年は再選選挙がない二人の議員は、オバマ王の提案する違法移民救済用という名目の37億ドル予算を強く支持している。

コロラド州のジョン・ヒッケンルーパー知事は州の納税者にこれ以上の負担はかけられないと言いながらも、「しかし人道的な立場からなるべく経費のかからないやり方をしなければならない」とどっちつかずの返答をしている。

デルウェア州のジャック・マーケル知事は、移民を保護するような場所がないとし、宗教団体と協力して適当な場所を見つけたい言い、州税ではなく慈善事業に経費の負担を任せたい本心。

現在連邦政府は一人頭$250から$1000の経費をかけているが、これには地方政府がすでに負担している経費は含まれていない。

また、民主党は11月の選挙に先立って、違法移民に永住権を与える大々的な恩赦を考えていた。低賃金労働者を求める大企業からの圧力もあり、共和党議員の間ですら恩赦は真剣に取り沙汰されていた。しかしながら、オバマの無制限違法移民受け入れ態勢のおかげで国民の2/3がオバマは違法移民大量流入にきちんと対処していないと感じており、恩赦を勧める政治家は支持出来ないとする人の数が支持するという人の数を大幅に上回るようになった。

特に共和党議員は恩赦をすすめたりすれば先ず当選の可能性はないことが、恩赦を支持している現下院リーダーのエリック・カンター下院議員がこの間行われた、次回選挙の下院議員選挙共和党予選で大敗するという結果からもわかるように、恩赦支持は致命的であることがわかっている。

July 19, 2014, 現時間 8:50 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

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オバマ政権防衛費大幅削減、出動中の兵士にもリストラ通告

オバマの非国民ぶりは本当に腹立たしい。特にオバマの軍隊嫌いは異常である。防衛省は軍事費の大幅削減の一貫として、軍人の数を52万兵から45万兵に減らすことにしたと発表した。削減されるのは2600人の左官や尉官を含む陸軍将校たちで、アフガニスタンからの帰還兵や、現在戦地に出動中の兵士も含まれるという。

ロバート・スケール少将(退役)は、戦地の軍人にリストラ通告をするのは戦意を落とすだけでなく危険だと批判する。まったくその通りだ。命がけで戦争をしている最中に、帰還したら失業するなどと言われたら、戦闘に集中できなくなる。それでなくてもストレスの貯まる仕事をしている時に、それ異常ストレスを増加させることなど愚かとしかいいようがない。これが命をかけて国を守ってくれている人々にする仕打ちか?

上院軍事委員会の共和党トップ、オクラホマ州代表ジェイムス・インホフ上院議員は、「またしても、オバマ大統領は国家の安全より国内政策を優先させている」とし、 戦地の少佐や大尉らにピンクスリップ(解雇通知)を送るのは、その典型的な例であると批判した。

「すでに命がけで多大なる犠牲をはらっている男女が、さらにまた帰還し家族のもとに戻っても除隊され仕事がなくなるなど、全くお気の毒なことだ。」

出動中にそんな通知をもらったら、軍人達はその場で「や〜めた」といって帰って来れるのだろうか?そうでないとしたら、戦争などやる気になれないだろう。なるべく危険な場所にいかないようにしてさっさと帰って来たいと思うだろう。こんなんで戦争なんかやれるわけがない。

もっともオバマ王の狙いはそこにある。オバマ王は強いアメリカが大嫌いなのだ。だから軍隊をずたずたにして国のを弱体化させたいのである。

なんでこんな非国民が軍隊の総司令官などやっているのだ?信じられない!

July 19, 2014, 現時間 2:14 PM | コメント (1) | トラックバック (0)

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July 13, 2014

無制御な米メキシコ国境、未成年越境者続出で大混乱

もう過去二年に渡り、メキシコと国境を接するカリフォルニア、テキサス、アリゾナといった州は、まるで無防備な国境を越境してくる未成年者の数にお手上げ状態だ。オバマ政権になってから連邦政府は国境防備に全く興味を示さないどころか、かえって違法移民の流入を歓迎するような態度を取っているため、メキシコを通じて入って来る違法移民が後を断たない。しかも最近になって、オバマはすでに国内に居る違法移民全員に恩赦を与え、永住権及び市民権を与えようと言い出したため、恩赦が出る前に入国してしまおうという外国人が国境に殺到。特に未成年への恩赦が出やすいという噂が南米に吹き捲くったため、乳飲み子も含む未成年の密入獄者が急増した。この噂がオバマ政権がわざと流したと言う話もある。

アメリカ人はもともと難民は寛大に受け入れる傾向があるので、何百キロという砂漠を超えて来た年端もいかない子供達を無下に追い返すことも出来ない。かといって大量に流入する違法移民を制限もなく受け入れるような余裕は地元にはない。

子供達はきちんとした予防注射を受けたような文明国出身ではないので、アメリカでは死に絶えた聞いた事もないような伝染病をもっていたりシラミだらけだったり衛生上でも大問題であるばかりでなく、難民に混じって凶悪なメキシコギャングやアルカイダのようなイスラムテロリストなども入り込んで来ている。このままではメキシコ内でおきている麻薬暴力団カーテルのおそろしい暴力が国境を超えて流れ込んで来るのは時間の問題。イスラムテロリストの集団もどこで隙を狙っているのか解った物ではない。

さて、連邦政府は国境の州に収容された違法移民たちをバスや飛行機に乗り分けて、あちこちの市に地元政府の許可もなくばらまき始めた。

カリフォルニアのマリエッタ市では、何台というバスを連ねてやってきた違法移民のバスを地元市民たちが追い返すという事件が起きた。

違法移民の保護地に選ばれたミシガン州のバッサー市では、地元小学校で開かれた集会に300人を超す地元市民が殺到。ほとんどの市民が違法移民の保護に反対。連邦政府はこれは一時的なものだとしているが、市民は政府を全く信じていない。あったりまえだ!

先日オバマ王はこれらの違法移民を援助するために国税予算の37億ドルをあてがう提案をした。なんで違法移民のために我々の血税が無駄使いされなければならにのだ、と国民はカンカン。

しかも先日オバマは問題の起きているテキサス州で政治献金の集金運動を行い、ペリー知事との会談すら断ろうとしたくらい。これには自民党からも批判が出て、いちおう形だけの会談はしたものの、国境訪問はせず、支持者主催のパーティでビールのジョッキグラスを片手にビリヤードをしている姿が新聞にでかでかと載った。まるで国民の苦しみなど興味がないといった態度がみえみえである。

オバマ王は国境を守る気が全くない。違法移民に市民権を与えて民主党有権者を増やそうという目的なのだという人もある。だが、このあまりに無法なやりかたには既存の民主党支持者達もかなり腹を立てている。違法移民恩赦をごり押しすれば、民主党は次の選挙で議席を大量にうしなって多数派でなくなるかもしれない。そうなったら元も子もないのではないか?

いったいオバマはアメリカをどれだけ破壊すれば気が済むのか?

July 13, 2014, 現時間 3:44 PM | コメント (2) | トラックバック (0)

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アメリカ人であることを誇りに思う、デニーシュ・デスーザのアメリカ

政治評論家で作家のインド系アメリカ人、デニーシュ・デスーザ氏が好評だった「2016年オバマのアメリカ」に続いて制作した二弾目の話題作「アメリカ、もしもアメリカが存在しなかったら、、"America, Imagine the World Without Her"」を観て来た。デスーザ監督は前作の「オバマのアメリカ」が大成功したことによって、オバマ政権からは目の敵にされており、今回の映画公開直前にも自分の支持する政治家に規制額を多少超える(数百ドル)献金をしたとして選挙法違反の疑いで逮捕された。憲法違法行為を毎日のようにしている自分のことは棚にあげて、オバマ政権は、こんなマイナーな違反をしたデスーザに手錠をかけて連行し、それをでかでかとメディアで報道するという報復に出た。一国の大統領とは思えないほどセコイやり方である。

しかしながら、デスーザは流石に賢い。この逮捕シーンを自ら出演して再現し映画の一シーンに加えた。デスーザは自分は間違いを犯したと認めながらも、自分の逮捕はオバマが気に入らない言論を断固弾圧する典型的な政治がらみであると描写。さすが長年保守派政治評論家をやってるだけあって、デスーザは転んでもただではおきないしたたかな人間である。オバマはデスーザを映画公開直前に逮捕することでデスーザを威嚇して間(あわ)良くば映画公開をも阻止しようと企んだのかもしれないが、デスーザ逮捕は完全に裏目に出て、かえってデスーザの映画を宣伝することとなってしまった。

映画は、左翼リベラルは何かとアメリカを悪者扱いしアメリカこそが世界で最悪な国家であると強調するとし、彼らの主張がいかにまちがっているかを順序正しく歴史をふまえて一つ一つ論破していく。

デスーザが取り上げた左翼のアメリカに対するクレームは:

  1. アメリカはインディアンから土地を奪い大量殺害を行った。
  2. アメリカはメキシコから領土を奪い取った。
  3. アメリカは黒人奴隷を大量に使い虐待した。
  4. アメリカは他国の資源を乗っ取るため世界中で侵略行為をする帝国主義である。
  5. アメリカはその資本主義によって悪徳企業がのさばり、善良な一般市民が虐げられている。

デスーザはそれぞれのクレームを声高にする左翼リベラルの代表者を直接インタビューし、彼らの言い分を歪曲せず、左翼映画家のマイケル・ムーアがするような、相手がより悪く見えるような部分だけをつぎはぎに編集するなどという小細工もせずにきちんと載せている。デスーザは相手の提言をしっかりと理解した上で論理だてて崩して行くのである。

今回の映画は前作が成功して予算が高かったらしくプロダクションバリューも高い。映画の冒頭ではアメリカの最初の大統領ジョージ・ワシントンが軍隊を率いてイギリス軍と闘う独立戦争の戦闘シーンがあるが、何百人というエキストラを使ったかなりの大掛かりなシーンである。

他にも南北戦争の戦闘シーンやリンカーンの演説など、多々の再現ドラマが出て来て、単なるインタビューだけのドキュメンタリーに終わっていない。

デスーザは自分も30年前にアメリカに移住した合法移民のひとりとして、アメリカを誇りに思い愛している。この映画にはその誇りと愛が赤裸裸に描かれているといえる。なんといってもアメリカ人であることを誇りに思わせ、アメリカ人を気分よくして家に送り返してくれる作品である。

アメリカを崩壊させたいオバマ王が躍起になって阻止しようとした理由が解るというものである。

July 13, 2014, 現時間 8:19 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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June 29, 2014

ジャージーボーイズ、イーストウッド監督、舞台俳優を起用して大成功

1960年代後半から70年代前半にティーンポップの大人気歌手だったフランキー・バリとそのボーカルグループ、フォーシーンズのメンバー四人の若者たちの伝記映画。ジャージーボーイズというタイトルは、四人ともニュージャージー州出身だからということだけでなく、四人が育った環境が、貧しいイタリア移民子孫の集まる地元で、マフィアがらみの伝統文化が深く浸透しているという意味からくる。言ってみれば東京下町の江戸っ子気質みたいなものかな。マフィアは除くとして、、(日本語字幕予告編はこちら

アクションスターで一世を風靡したクリント・イーストウッド監督は、ハリウッド映画では珍しく映画ファンには知名度の低いミュージカル舞台俳優を起用。2005年ブロードウェイのオリジナルキャストで主役のフランキー・バリを演じてトニー賞受賞経験もあるジョン・ロイド・ヤングをはじめ、作詞作曲及びキーボードのボビー・コーディオ(エリック・バーガン)、ベースのニック・マシ(マイケル・ラマんダ)など四人のうち三人までもがオーストラリアやラスベガスの舞台でそれぞれの役をこなしてきたベテランミュージカル俳優たち。わずかにトミー・デビートだけが多少知名度のあるテレビ俳優で映画経験もあるビンセント・ピアッツアが演じている。

脇にはフランキーの守護神でマフィアの親分を演じるベテラン俳優のクリストファー・ウォーキン、作曲家としてのボビーの才能を発見するジョー・ペシ(そ、あのジョー・ペシ!)を演じるジョーイ・ルソが映える。

イーストウッド監督は、歌える俳優を起用したことをフル活用し、バックミュージシャンを使ってシーンで歌われる歌は生で録音したんだそうだ。フォーシーズンズの四人のハーモニーは抜群で主役のロイドヤングの声はフランキーそっくり!高音のフォルセットが凄く冴えてる。

映画全面を通じてヒットに次ぐヒットを飛ばしたフランキー・バリとフォーシ−ズンと後にバリがソロとなってからのヒット作が映画の進行とともに流されるが、それぞれの曲がその時のムードにぴったりはまっていていい。

今の若い世代はフランキー・バリなんて聞いた事がないかもしれないが、シェリー,ビッグガールズドンクライ、ウォークライクアマン、キャントテイクマイアイズオフオブユーなど、彼の歌は今でも歌い続けられているので、バリが歌ったとは知らずに耳には馴染みのある曲が多いはず。

映画のテーマは四人の音楽活動だけでなく、最年長でフランキーを実の弟のようにかわいがっていたトミーとその幼なじみのニックの三人の深い友情が根底にある。若い頃から指導力があり行動的なトミーは自然とグループのリーダー及びマネージャーのような役割を果たしグループの金銭の取り扱いもしていた。だが、トミーは若い頃からチンピラで常に怪しげな商売をしては刑務所を出たり入ったりしてきた前科者。フランキーやニックが契約書など交わさず何でもジャージーのやり方だと言って握手だけして、何もかもトミーに任せっきりにしてきたことが後になって大きな問題を引き起こすことになる。

幸いにしてトミーの友達のジョーイの紹介で最後に加わったボビーは、同じニュージャージー出身でもちょっと毛色の違う人種。他の三人と違ってマフィア文化とは無縁だし教養もあり作曲の才能だけでなくビジネスの才能もあった。ボビーはグループとは別にフランキーと作曲家とソロ歌手としてのパートナー契約を結ぶ。この契約が後にトミーが引き起こす膨大な大借金からグループを救うこととなる。

私はフォーシーズンズ及びフランキー・バリの歌のほとんどをボビー・コーディオが書いていたとは全く知らなかった。トミーとニックは幼なじみだし、それぞれ多少の才能はあったとはいえ、グループのメインはフランキーとボビー。トミーの借金問題でトミーとニックが抜けてグループが解散した後も、この二人がずっとパートナーとして継続できたことは音楽ファンにとっては非常に幸運なことだった。

主役四人の歌唱力は申し分ないが、トミーのビンセント・ピアツアの演技はさすがである。多少音楽才能はあるとはいえ、所詮チンピラなやくざとしての域を抜けきれない哀れな男。この役だけは映画経験のあるピアツアを起用したクリントン監督の意図は理解できる。

ところで元が戯曲だから映画でも舞台の雰囲気があちこちに漂っている。例えば四人がそれぞれカメラに向って本音を話かけるシーンなどはシェークスピア風。最後に登場人物が集まって踊ったり歌ったりするのも舞台のカーテンコール風で思わず「ブラボー」と歓声を上げたくなった。この映画には絶対にアカデミー賞を取ってもらいたい。これでロイド・ヤングがアカデミー主演男優賞を取ったら、彼はトニーとアカデミー両方で同じ役で主演男優賞を取ることになる。非常に興味深いことだ。

では最後に本家フランキー・バリーの"I can't take my eyes off of you"アイキャントテイクマイアイズオフオブユー(君から目をそらせない)のオーディオを楽しんでもらおう。

June 29, 2014, 現時間 9:51 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

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